メモ帳の切れ端

舞台で輝く推しを見てる

コンテンツに対する投資の楽しみと疲れと思うこと

若手俳優の話ではなくオタクの話です。

若手俳優絡みで聞く「かけた金額」「行った公演数」「歴の長さ」はオタクにもある。作品によるかもしれないけど。
よく聞くのはアニメからの参入を毛嫌いする原作派とのいがみ合い。まあでもアニメ化に関しては言いたいことわかるから*1*2アレはアレこれはこれで割り切るしかない。私は割り切った。

先日NHKアニメ投票で堂々の1位に輝いた作品を初期からずっと追いかけていたけど、熱も冷めて冷静になって見れる今結果を見て「すごいな(色んな意味で)」としか言えなかった。今も新しい情報が出たらチェックはするけど、もうお金を落とすガッツはなくなってしまったな。ハリウッドを楽しみに生きてるくらいだ。

何回映画を見に行ったか。グッズにいくらかけたか。コラボカフェに何回入ったか。いつからあの作品を好きになったか。新規の方どうぞどうぞの嵐。古参が語る往々の出来事はリアルタイムで全部知っていたし今振り返ってもすごいジャンルだったとは思うけど、うちはすごいんですよ!と周りにいうほどのものではないと思ってる。

勿論、公式にお金を落とした人が偉いのは間違いない。これは私も同意見だ。
実際「公式需要があると思ってもらうためにグッズを買おう!二期へつなげよう!」と周りが言っていった時は真剣にその言葉を信じていたし、グッズを買うことで公式に貢献できているような気がしていた。

だけど待てども二期の話は来ない。監督声優等の作品に関連する人たちの予定を見た感じ、数年以内に二期が叶うことはなさそう。他の作品はどんどん二期が決まっていく中、グッズだけがひたすら放出される日々だった。
映画は週替り特典目当てで何度も見に入った。前売り特典目当てでチケットを何枚も用意していた。始まってすぐに終わったソシャゲも課金していた。グッズはファンの要望でどんどん実用的になっていった。グッズでも新作が出ればいいと言っていた。可愛いグッズは嬉しかったし普通に買った。くじを求めて店をさまよったこともあった。行ける範囲の店舗のくじが完売しててへこんだ。オーケストラ開催も嬉しくて現地に行った。何度も聞いた曲を聞いてまた泣いた。
だけど二期は始まらない。コラボカフェも終了決定した途端に人が増えただけでそれまでは席がガラガラだったとも聞く。それでも常に新着情報が尽きなかったコラボカフェが終了したことで、ロスったり魂が抜けた人はたくさんいた(その後派生コラボストアができたから厳密にはまだ継続してる)
どんなにファンがお金をかけても、終わる時は終わるし、始まらないこともある。

楽しかったことは本当だ。この作品がきっかけで今も交流している人は何人かいるし、若手俳優の話で盛り上がる人もいる。この作品に出会えてよかったって今でも思ってる。

ある日急に「こんなに買い続ける必要はもうないんじゃないか」と冷めてしまった。
グッズを買うことで生活が圧迫されていたわけじゃない。ただ、ガッツがなくなってしまった。
ほしいのは実用的なグッズじゃない。やたら高いくじの当たるかわからない録り下ろしCDを求めてるんじゃない。
ほしいのは画面で動く、みんなで見れるアニメ作品だ。

公式はきっともう、ファンのことを良い金づるとしか見てないと思う。
購買層はお金に余裕のある人たちだし、みんなとりあえず予約が口癖のところがある。だからどんなに「嘘だろ」って思うデザインでも「何でこれを出そうと思った」というコラボでも、とりあえず買ってしまう。
ファンの中には公式のグッズ展開についていけなくなって離脱して、ハリウッドの情報が出るのを今か今かと待ってる人もいる。私もそうだけど、疲れてしまった人がいる。
もしかしたら今買い続けてる人の中には、意地になってる人もいるのかもしれない。買い支えないといけない。ここで終わらせてはいけないって。
だけど、どの店舗でも発売日即完売になっていたくじがまだ残っていることを思うと、買っていくファンがごっそり減ってしまったんだなと思う。
それが悲しい反面、仕方ないよなとも思う。

コンテンツに投資するのは当たり前だし、大切なことだ。好きだったらあれもこれも欲しいと思うものだし、お金をかけることに躊躇しなくなる。
だけど熱量を間違うと、冷めた時の熱が氷点下まで下がることを知った。

熱量が上がる理由は、周りの熱に合わせて一緒に上がってしまうから。
歴が長くても「みんなみたいにお金をかけていない」「これだけしか映画見れていない」「コラボカフェに行けていない」で気落ちすることもあった。
みんな買うよね!みんな行くよね!の見えない圧力が嫌になるときもあった。
そういう空気に疲れてしまったのも、氷点下まで冷めた理由だった。

今でも「もっと公式にお金を落とそう」と言ってお金をかけまくっている人を見ると「そんなにお金かけても公式は本当に応えてくれるのかな」なんて冷めた目で見てしまう。
かつては自分も二期を信じて、お金を落としていたのに。

だけど、もしも熱量の振り分け方を間違えていなければ、もう少し継続して作品を好きで居続けられたんじゃないかなと思う。
たられば話だけど、冗談抜きで人生を変えられたくらい今も好きな作品だからこそ、そう考えてしまう。

若手俳優にハマって、推しを好きになって思うのは
もしも推しから離れる時が来るなら、それは推しの芸能界引退のときにしたい。

自分の勝手な都合で嫌いになりたくないし、好きだったものが冷めてしまうことはできるだけ避けたい。
応援というと一番わかり易いのはお金を使うことだけど、ガッと一気に使うことはしたくない。自己満足って割り切れなくなりそうだし、いつか推しサイドに何かを求めてしまいそうな気がするから。
自分に対してブレーキをかけながら推しを応援するなんて、推しにとって力不足だと思う。でも、長く推しを応援したいと思えたからこそ、無理だけはしたくない。 一定の熱量を持っていたい。冷めてしまったら何もかも終わってしまう。それがわかったから、適切な距離感で推しを見ていたいと思う。

*1:尺の関係でカットされた大事なシーンとか新たに付け加えられたオリジナル展開で怒る気持ちはわかる

*2:今はあんまり聞かないけど昔はアニメオリジナル展開もあったから当時の作品が今放映されたら炎上するんじゃないかって思う